どうもハルです。
最近はデュピクセント、シクロスポリン、プロトピック、そして現在治験が勧められているらしいJAKなどの免疫抑制剤について調べています。
また何か面白い事や為になると思った事があればまとめてみようと思います!
今日は痒みに関与している物質が見つかった!!との記事を見つけたので紹介しようと思います。
こちらです
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免疫抑制剤がターゲットにしていた物質はIL(インターロイキン)と言う免疫に関わる物質で、この物質の働きを抑えたり、産生されないようにして免疫反応自体を起らないようにする事で痒みを抑えてきました。
しかし免疫反応自体も抑えられてしまいますので、感染症や寄生虫感染などに関するリスクもありました。
※各薬の副作用等については他のサイト等で調べてください。免疫抑制系の薬でまとめて副作用を書きましたがそれぞれ違いがあります。(またまとめたら更新します!)
しかし今回発見された物質は脳内で合成されるアロプレグナノロンと言う物質です。
このアロプレグナイロンという物質は神経ステロイドの一つで、男性ホルモンや女性ホルモンなどと同じ分類にされる物質のようです。
この研究ではマウスを用いて
(1)アロプレグナノロンを脳内に投与すると、掻痒行動(痒みによりひっ掻く行動)が著しく増加すること
(2)アルコールを経口投与すると脳内アロプレグナノロンの増加を伴って掻痒行動が増加すること、また、この掻痒行動の増加がアロプレグナノロン合成酵素阻害薬であるフィナステリドの投与により抑制されること
つまりこの研究によって
人でもアロプレグナイロンを阻害する事で免疫を抑制する事なく痒みを抑える事ができる可能性が出来たということです。
今後の研究でどれほど痒みと関係があるのか、またアロプレグナイロンを阻害することによってどのような影響が身体にあるのかなど研究されて効果があると考えられれば新薬も作られそうです。
これからのアトピー治療の発展につながる発見だと思います。
非常に楽しみです。
読んでいただきありがとうございます!!!