アトピー取材・研究ブログ

アトピー治療の体験を取材しています!!

29歳 1989年生まれ 男性 脱ステに至った経緯

どうもハルです!!

 今日は阪南中央病院で入院している時の同じ病室だった方に話を聞くことができました。

入院中は顔も浸出液がで酷く、かなり辛そうでした。歩く時も膝を曲げることができず、歩くのでも一苦労だったのを私は知っています。同じ部屋だったので深夜になっても掻く音が聞こえてきて、かなり辛そうだったのを今でも覚えています。そんな方に話を聞くことができました。

 

 

2019年2月24日現在

年齢

29歳(1989年生まれ)

 運動歴

4歳から19歳まで空手

0歳から14歳まで水泳

13歳から15歳テニス

職業

管理栄養士、スポーツトレーナー

仕事で困ること

現在は体を動かす仕事をしているが、汗も気にならない。困っている事はなし。

住んでいるところ

ずっと大阪

家族

父(アトピーなし)

母(アレルギー症状の鼻炎あり)

本人

妹(アトピーなし)

アトピー

0歳から26歳まで軽度のアトピー27歳の時にストレスにより激しく悪化した。ステロイド服用後も変わらずそのまま脱ステをした。

29歳まで悪化、寛解を繰り返したが、現在は寛解安定

現在の症状

膝裏が痒い。

行なったことのある治療、ステロイド

ステロイド外用(0歳から27歳)痒い時に少し

ステロイド内服(27歳の時三日のみ)

脱ステ(27歳〜現在)

食事

アレルギーを避けるのみで特に気をつけていない。

アレルギーの有無

そば

海老(火を通せば大丈夫)

どの季節に悪化するか

冬に少し乾燥するが、ほとんど悪化しない。

日常生活の工夫

爪のヤスリ

お風呂は入らず、37度のシャワーを1分浴び、冷水を1分被り続ける方法を行なっている。シャワーは直接当たって刺激にならないように手で押さえている。

痒くなるタイミング

汗をかいても痒くならない。風呂上がりに痒くなるわけでもない。

シャンプー、ボディソープ

4年間使っていない

 脱ステ関連

リバウンドの大きさ

脱ステしてから一気に全身へ広がった。寝たきり。歩けない。(約1ヶ月半) 

 水分制限

入院して2年は続けていたが、今はしていない。

脱ステに至るまでの経緯

27歳までほとんどステロイドは使っていなかった。ある日ストレスによりアトピーが悪化した。その時接客業だったのでアズノール軟膏(抗アレルギー作用)を全身に塗った。医師はこの時ステロイド外用を勧めたが、患者側が拒否。

しかしこの後症状は悪化、さらに膝裏に腫瘍ができ、その時にかかっていた医師に三日間のステロイド内服薬を勧められた。この時かなり悪化していたので藁にもすがる気持ちでステロイド内服。しかし三日間症状はほとんど変わらなかった。

その三日目に耐える事が出来ず、阪南中央病院へ入院し、そこから脱ステが始まった。

脱ステ生活

膝裏の腫瘍は感染症だったと診断。抗生物質で治療。ステロイド服用をやめた翌日から全身大悪化。一ヶ月半後、ようやく歩けるようになり、約二ヶ月入院し、ようやく退院

近況

退院後一年ほどは悪化と寛解を繰り返した(体感部、足首、膝裏)が、

2年経った現在は安定している。膝裏のみ痒み。

 感想

この方の脱ステの経緯は私とは全く違い、聞く事ができて良かったかと思います

ステロイド外用を拒否して、最終的にはステロイド内服をしてしまい、良くない方向に行ってしまいましたね。膝裏の腫瘍を感染症と診断できず、ステロイド内服してしまったのは医療ミスだと思います。ここはステ使用、脱ステ以前の問題です。

 結果的に脱ステを行い、今ではアトピーとわからないぐらい回復しています。

入院中の症状を知っているだけに劇的な回復だと思います。脱ステで回復して本当に良かったと思います。丁寧に話を聞かせていただきありがとうございました。本当に感謝しています。